最近縮毛矯正の失敗の話をよく聞きますが、縮毛矯正は、通常のパーマ理論だけでなく、タンパク質の熱硬化も利用した技術だからです。
きれいに伸ばすために、髪の中のアミノ酸の結合を切り、柔らかくなたところでつなぎ直す。これがパーマの理論ですが、縮毛矯正は更に、高温でタンパク質を硬くするのです。ある程度硬くした方が、きれいにまっすぐになるのですが、硬くなりすぎると次の矯正の時、境目が伸びなかったり、毛先がそってしまったりします.
ステーキを焼きすぎると硬くなりますが、さらに焼くと縮んでそりかえります。
こうなると、柔らかくするのはかなり難しくなります。
矯正も同じで、きれいに伸ばすことばかりに気を取られて、熱硬化を起こしてしまうと、次の施術で反ってしまいます。
(初めての矯正は楽勝です。)
縮毛矯正とデジタルパーマの失敗の原因は、その前の技術にあることも多いのです。最初はきちんと伸びたのに段々伸びなくなってきたという方の場合は、これです。
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